2018年9月20日に、横浜市金沢区にある横浜市立大学にて、「第1回金澤リビングラボ」が開催されました。
「金澤リビングラボ」は、八景島を擁する横浜市金沢区エリアを拠点に、地元住民や企業が共創することにより、新しい価値を創出するプラットフォームとして誕生。金沢区の企業や商店街、NPO、行政、大学、政治家、鉄道会社などが参加し、金沢八景のまちづくりや観光経済の活性化に向けた共創の場を作りだそうとしています。
記念すべきリビングラボの第1回は、横浜市金沢区地元企業による「生涯活躍、地産地消ビジネス」について。地元企業の皆様の取り組みについてレポートしていきたいと思います。
地元金沢を盛り上げるビジネス
リビンブラボの前半は、地元金沢エリアを盛り上げるビジネスパーソンによるプレゼンテーション。「稼ぐことを通して社会を変えていこう」という、パブリックマインドを皆さん持っているという印象を受けました。
「まちの科学者でありたい」という言葉が印象的だった、光栄堂薬局代表社員の堀川壽代さんや、もったいないからおいしいへ」をキャッチコピーに商品を販売しているアマンダリーナ合同会社代表社員の奥井奈都美さん。金沢の人々が集う「地域の台所」をつくろうとしている八景市場プロデューサーの平野健太郎さん。金沢の豊かな海産資源である「昆布」の可能性に着目した里海イニシアティブの髙橋俊和さん。
これまで着目されていなかった、金沢の隠れた資源や場所を捉え直し、新たな魅力として発信していこうとしている人たちが沢山いることが実感できる発表でした。
ICTを通して金沢を再発見する
会の後半では、横浜市立大学国際総合科学部の鈴木伸治先生と、関東学院大学経済学部 中泉拓也先生から基調講演がありました。
お二人の先生からは、金沢の歴史を深掘りし紐解いていき、物語として現代に再提示すること、オープンデータのテクノロジーを利用して、金沢を新しい価値に「見立てていく」ことの重要性についてお話しして頂きました。
以上のように現在の金澤リビングラボは、今後の金沢エリアのまちづくりのあり方について議論をし、アイディアを蓄積させていく発展してきています。引き続き注目していきたいと思います。
(スタッフ嶋田)
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