
『自立した自治意識を持った市民社会の形成』
一人ひとりの市民が、自らの思いを実現するために行動するとともに地域や社会の必要を敏感に感じ取り、深く考え、果敢に行動し、責任をもって役割を担い、互いに必要な時は支えあう信頼と優しさを培い、自らの関わる社会の決定に参画し、必要があれば社会的な制度を創りだす、そのような自立した自治意識を持った市民社会の形成をめざします。
認定NPO法人市民セクターよこはま 理事長
中野しずよ
かつて、双子と年子の子育てにシックハックしていたわたしを、ご近所の方々が陰に日向に、助けてくれたことがありました。 また、生涯教育の学級で学び、一人ではできない事も仲間と一緒ならいろいろなことが出来るという可能性にも気づかされました。
このような経験から、一人はみんなの為に、皆は一人の為に、この気持ちで繋がってゆくと身近な事の解決に自分一人ではどうにもならなくても、皆がいると相談したり智慧を出し合ったり 助け合ったりすることで乗り越えていくことが出来るなあ、生きてゆく見通しがついたなあと思ったものです。
今私たちが生きているこの世の中は、かつてわたしが体験したような、「仲間としての支え合いの関係」が少なくなって、乗り越えていく力を引き出し合うことが難しくなっていると思います。
「あの方、今厳しそう・・・」見ようと思うと見えちゃう。その時に知らないふりをするのか、共に生きようとするのか、そこで次の動きが変わっていきます。
「共に生きているという実感がある」それこそが、わたしたち市民が創りだす「幸せ」と「豊かさ」ではないでしょうか。
中野しずよ

1989年、仲間とともに生涯教育学級「グループわくわく」を立ち上げる。1992年には、地域でのたすけあい活動を目的とする「ワーカーズわくわく」を設立。2000年に介護保険事業に参入、以後、介護保険事業、障がい福祉サービス事業、保育サービス事業、行政からの委託事業などを手がけ、現在は相談役を務める。
上記と並行して、2003年から市民セクターよこはま理事、2008年から理事長。


- 【phase1】 ------------------------- 市民セクターよこはま発足からNPO法人化までの道のり -------------------------
- 1998.7 「市民セクター構築のための研究会」発足
- 1999.9 「市民セクターよこはま」設立(9/28)
- 1999.12 横浜市への要望書提出「新しい公共の創造へ向けて」
- 2000.1 配食サービス連絡会発足
- 2001.7 デイサービス・サロン連絡会、事業型NPO連絡会発足
- 2002.2 横浜ワールドポーターズに「NPOスクエア」開設
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2002.10
横浜市市民活動共同オフィスの管理運営を受託(〜2009,3)
協働のありかた研究会参画 -
2003.4
「特定非営利活動法人 市民セクターよこはま」設立・登記(4/1)
精神保健連絡会発足 - 【phase2】 ------------------------- 法人化(2003.5)以降のできごと -------------------------
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2004.7
横浜会議で研究テーマを提案、採択される
『「暮らしを支える生活術マトリクスモデル」作成と市民力を活かした新システムの研究』 - 2004.8 認知症ケアマネジメント推進事業開始
- 2004.11 福祉サービス第三者評価事業開始
- 2007.10 コミュニティビジネス支援事業開始
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2007.11
横浜市中区住吉町(関内)に事務所移転
地縁型組織とテーマ型組織の協働モデル事業開始 - 2008.5 理事長松本和子退任、中野しずよ就任
- 2009.7 横浜市市民活動支援センター運営開始
- 2012.7 認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)として国税庁より認定
- 2013.4 にしく市民活動支援センター委託運営開始
- 2014.4 横浜市市民活動支援センター(2期)運営開始
- 2019.4 にしく市民活動支援センター委託(2期)運営開始
- 2019.5 「市民セクターよこはま」 20周年記念フォーラム開催
- 2020.4 横浜市市民協働推進センター 運営開始
- 2020.5 横浜市中区弁天通に事務所移転