
『自立した自治意識を持った市民社会の形成』
一人ひとりの市民が、自らの思いを実現するために行動するとともに地域や社会の必要を敏感に感じ取り、深く考え、果敢に行動し、責任をもって役割を担い、互いに必要な時は支えあう信頼と優しさを培い、自らの関わる社会の決定に参画し、必要があれば社会的な制度を創りだす、そのような自立した自治意識を持った市民社会の形成をめざします。
認定NPO法人市民セクターよこはま 理事長
服部 一弘
いつも市民セクターよこはまの活動にご理解とご支援をいただき、誠にありがとうございます。このたび、新たに理事長に就任いたしました服部一弘と申します。
私は22歳のとき、外傷性脊髄損傷により下半身が動かなくなるという障がいを負いました。それをきっかけに、市民セクターよこはまの活動に関わるようになりました。
理事長に就任するのは今回が二度目となります。初めての就任時は右も左も分からず、ただただ先輩方の背中を追いかけながら走り続けた日々でした。当時は中田市長の時代で、様々な出来事があり、私はその流れの中で横浜市議会議員選挙にも挑戦しました。結果は落選でしたが、多くの学びと貴重な出会いがありました。横浜には、実に多彩な人たちが暮らしているのだと実感しました。
その後、脳内出血により右半身が麻痺し、言葉も思うように出せない失語症も経験しました。両足と右半身、あわせて体の3/4が麻痺という状態です。そんな状況の中で、再び理事長という大役をお引き受けすることになりました。
理事・監事の皆さんと共に、多くの人の想いを受けとめ、より活発な意見交換ができる場づくりを目指してまいります。“タテ・ヨコ・ナナメ”の関係性を大切にしながら、多くの方々と出会い、市民セクターよこはまをともに育てていきたいと考えています。
理事長としての責務の重さを痛感しながらも、微力ながら横浜の市民活動のさらなる発展に向け、全力で取り組んでまいります。これからも、市民活動に関わる皆さまと力を合わせて、今の時代に即した市民活動のあり方を共に模索し、築いていければ幸いです。
引き続き、市民セクターよこはまをどうぞよろしくお願い申し上げます。
服部 一弘



- 【phase1】 ------------------------- 市民セクターよこはま発足からNPO法人化までの道のり -------------------------
- 1998.7 「市民セクター構築のための研究会」発足
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1999.9
任意団体「市民セクターよこはま」設立(9/28)
横浜ワールドポーターズに店舗兼事務所「こらぼ」 開設 - 1999.12 横浜市への要望書提出「新しい公共の創造へ向けて」
- 2000.1 配食サービス連絡会発足
- 2000.9 横浜移動サービス協議会発足(移動プロジェクトより独立)
- 2001.7 デイサービス・サロン連絡会、事業型NPO連絡会発足
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2002.2
横浜ワールドポーターズに「NPOスクエア」開設
同所に事務所移転
- 2002.7 NPOマネジメント支援プロジェクト発足(~2005.9)
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2002.10
横浜市市民活動共同オフィスの管理運営を受託(〜2009.3)
協働のありかた研究会参画 -
2003.4
特定非営利活動法人「市民セクターよこはま」設立・登記(認証 4/1)
精神保健連絡会発足 - 【phase2】 ------------------------- 法人化(2003.5)以降のできごと -------------------------
- 2004.5 理事長 松本和子 退任、服部一弘 就任
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2004.7
横浜会議で研究テーマを提案、採択される
『「暮らしを支える生活術マトリクスモデル」作成と市民力を活かした新システムの研究』 -
2004.8
認知症ケアマネジメント推進事業開始
訪問介護員養成研修 1 級課程 開始(~2005.11) - 2004.11 事務局内に評価事業部設置、福祉サービス第三者評価事業開始
- 2005.6 地域福祉コーディネーター養成研修開始
- 2005.8 NPO等に対する相談・アドバイス事業開始(~2008.3)
- 2006.2 第1回認知症キャラバン・メイト養成研修実施
- 2006.4 横浜市認知症サポーターキャラバン事務局運営を受託(~2024.3)
- 2006.5 「介護サービス情報の公表」に係わる調査事業開始(~2009.3)
- 2006.12 理事長 服部一弘 退任、松本和子 就任
- 2007.1 横浜市指定管理者第三者評価事業開始
- 2007.10 コミュニティビジネス支援事業開始
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2007.11
横浜市中区住吉町(関内)に事務所移転
地縁型組織とテーマ型組織の協働モデル事業開始 - 2008.5 理事長 松本和子 退任、中野しずよ 就任
- 2008.7 区役所窓口サービス向上支援事業開始(~2010.3)
- 2009.7 横浜市市民活動支援センター運営開始
- 2010.6 よこはま地域づくり大学校 開校(市版)
- 2011.4 東日本大震災の復興支援活動として岩手県大槌町を中心に実施(~2014.3)
- 2012.7 認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)として国税庁より認定
- 2013.4 横浜市中区太田町(馬車道)に事務所移転
- 2014.3 みんなが幸せになるための地域づくりの知恵袋 発行
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2014.4
横浜市市民活動支援センター運営(第2期)
にしく市民活動支援センター運営開始 - 2016.1 神奈川県指定特定非営利活動法人(県指定NPO法人)として神奈川県より指定
- 2017.4 認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)として横浜市より認定
- 2019.4 にしく市民活動支援センター運営(第2期)
- 2019.5 「市民セクターよこはま」20周年記念フォーラム開催
- 2020.4 横浜市市民協働推進センター運営開始
- 2020.6 横浜市中区弁天通(馬車道)に事務所移転
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2023.4
横浜市市民協働推進センター運営(第2期)
事業部制導入、DXの推進 - 2023.6 理事長 中野しずよ 退任、鈴木智香子 就任