2019年2月-3月 認知症サポーター 養成講座 見学会を実施しました。

レポート posted:2019.04.04

横浜市認知症キャラバン・メイト交流会(2018年12月実施)での「他のキャラバンメイトの実施するサポーター養成講座を見学したい」というご意見をもとに、2019年2月・3月に「認知症サポーター養成講座見学会」を実施しました。

概要と、参加したキャラバンメイトの感想を掲載しますので、ご覧ください。

今回見学にあたり、快く受入れくださったキャラバンメイトのみなさま、ご協力いただき、誠にありがとうございました。

 

認知症サポーター養成講座見学会 概要

【参加 対 象 者 】 横浜市で活動登録をしている認知症キャラバン・メイト

【当日の内容】 サポーター養成講座を見学(各講座時間)・見学の振り返り(30分~60分程度)

※受入時の条件として、受入先および参加キャラバンメイトの氏名や場所については匿名とさせていただいておりますので、ご了承ください。

見学先一覧

講座の概要(対象・会場規模) 実施日
  1 横浜市南区 小学校(120人規模) 2月12日(火)
  2 横浜市青葉区 地域店舗(50人規模) 2月18日(月)
  3 横浜市泉区 中学校(280人規模) 2月19日(火)
  4  横浜市金沢区 地域住民(30人規模) 3月9日(土)

感想(複数名の終了後アンケートより一部を抜粋)

見学会(1)南区内の小学校(90分・120人規模) (講話/寸劇/ビデオ/クイズ/ディスカッション/質疑応答)

4名のメイトが見学しました

・講話は1人のメイトさんが全部受け持っていました。私たちのグループでは三人なので役割分担を話しあってみます。

・講話、寸劇、ビデオ、クイズ、ディスカッション、質疑応答という構成は生徒たちを飽きさせなかった

・講座の後、子供達から認知症に対してでた質問
(1)認知症の予防はできるか?(2)説明を受けたほかはどのような症状がありますか?
(3)認知症から他の病気になるか?(4)男性と女性どちらが認知症になる人が多いですか?
(5)認知症になってもいくつくらいまで生きられますか?(6)どのようなことをすると悪化するか? 以上の質問でした。
大人向けに講座をやっていても理解していなければできない質問で子どもたちの素直な質問にビックリしました。

・寸劇で、主役のおばあさんと家族に学校の先生を起用していたことは意外でした。忙しい先生に負担をかけることは申し訳ないと考えていましたが、先生方も喜んで参加しているように見受けられました。あとで、先生に負担感はないかと尋ねると、「このくらいのことは、よくやっていますので大丈夫」とのことでした。これなら当方でも今後考えられるなと思います。

 

見学会(2)青葉区の地域店舗(60分・50人規模)(講話/店舗事例紹介/質疑応答/アンケート)

3名のメイトが見学しました

・講座を開く場合、依頼者と事前の打合せを丁寧に行い、何に困っているか、知りたいかを把握し、そのニーズにあった内容を企画する大切さがよく分かりました。
・サポーター養成講座受講前にアンケートを行い、今の自分の考えや気持ちを知ったうえで、受講後のふり返りアンケートをして、自分の考えや気持ちの変化に気づくことができたのがよかったと思います。

・サポーター養成講座を今後は店舗のなかだけではなく、地域にも展開していき、さらには店舗職員の中からキャラバンメイトになる人も作って行きたいといった展望があるのが素晴らしいと思いました。一回きりで終わりではなくて、このように輪が広がっていくといいなと思いました。

・専門性を活かした講座進行だったので、質問に対する回答の説得力も増したのではないかと感じました。

 

見学会(3)泉区内の中学校(55分・280人規模)(講話/クイズ/寸劇/質疑応答)

6名のメイトが見学しました

・サポーター養成講座の流れは把握出来たが、後は主催者として、数多く経験をしていくことが必要。テキストに沿うだけではわからない話し方のこつや、振り返りシートを大切にきちんと返却すること、パワーポイントを更にうまくアレンジして利用すること、成人向けの講座と未成年向けの講座での伝えたい事が違うのでポイントを的確に掴みながら行っていく必要があると思った。

・各パートごとに説明者を替えることにより、参加者の気持ちが引きつけられていました。
・各説明者のチームワークが上手く連携していました。
・先生が寸劇を行うことで、注目を集めていました。
・終了後の振り返りでは、他のメイトさんの考えを知ることができ、参考になりました。

・翌週に自身も中学校での講座を控えていたので今回の見学会はとても参考になりました。

 

 

見学会(4)金沢区内の地域住民(90分・30人規模) (講話/クイズ/寸劇/介護体験/質疑応答)

5名のメイトが見学しました

・劇と介護体験も講座の中に効果的に組み込みたいと思いました。

・まずテキスト無しでパワーポイントで講座が開始されたのに驚きました。本題に入るとテキストに添ってイラスト入りで説明、要点をうまくまとめてあり分かりやすかったです。パワーポイントの良さを実感しました。

・介護中のご本人が体験談を話されましたが、これもパワーポイントを使用。ご家族の症状は映像でも紹介。ありのままの様子は感動的でした。

・中間にクイズやゲーム的な「動き」も入れてあり、飽きさせない工夫ですね。対象が、小学生や老人会などによってどのように変えているのかも、興味があります。

・活動グループのキャラバンメイトさんに男性が多いことと、参加者のなかにも男性の割合が多いことにびっくりしました。そして会長はじめ皆さんがご自身のまわりや地域の将来を考えてサポーター養成講座に参加され、キャラバンメイトにつながっていることに感動しました。

 

 

認知症サポーター養成講座見学会チラシ

 

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