7月30日(月)~8月2日(木)に、倉敷市災害ボランティアセンターの運営協力に入りました。災害ボランティアセンターの様子と、岡山の応援方法について、レポートします。
倉敷市災害ボランティアセンター
倉敷市災害ボランティアセンターについて
倉敷市の災害ボランティアセンターは、「新倉敷駅」(JR・新幹線)より徒歩20分・車で5分ほどの
中国職業能力開発大学校(〒710-0251 岡山県倉敷市玉島長尾1242-1 )に設置されています。(8月2日現在)
災害ボランティアセンターは、倉敷市社会福祉協議会が運営。
今回は、日本NPOセンターの紹介で、運営に入っている特定非営利活動法人岡山NPOセンターの協力で向かいました。
連日、ボランティアの数は500~、土日は1000名~2000名以上と、非常に多くのかたが岡山県内外からも駆けつけ、活動が行われています。
ボランティア活動について
倉敷市真備町でのボランティアを希望される方は、倉敷市災害ボランティアセンターでの受付を行ったのち、バスに乗車して、20分ほどの真備町へ向かいます。「サテライト」と呼ばれる場所でバスから降りたあとは、片付けのニーズの連絡があった個人宅へグループ(5名ずつ)に向かい、活動を行います。
連日暑さが厳しく、ボランティアをする時間は、休憩を除くと全部で2時間程度です。参加されるかたへは受付時に、必要な服装・準備と、2リットル以上の水分の持参を確認します。
●ボランティア参加のおおまかな一日の流れ
8:30~ | 新倉敷駅-災害ボランティアセンターのシャトルバス送迎 開始 |
9:00~ | 受付・マッチングの開始(順次、サテライトへの移動)
サテライトから、ニーズがあった個人宅への移動、活動(グループごと) |
10:00 | 受付終了 |
13:00頃 | サテライトから災害ボランティアセンターへ戻り、消毒。※シャワー4台設置あり
(シャトルバスで新倉敷駅へ) |
16:00頃 | 災害ボランティアセンターから新倉敷駅のシャトルバス最終 |
災害ボランティアセンターでは、災害ボランティアセンターの運営に関わるボランティア、
医療ボランティア、送迎ボランティア、ライターボランティア…等、幅広く募集しています。
(詳細は、倉敷市災害ボランティアセンターのホームページやFacebookページをご覧ください)
災害ボランティアセンターでの業務
私は、災害ボランティアセンターの運営に入り、午前中はボランティア受付時のWEB受付を担当。午後はミーティングの記録作成や、倉敷市災害ボランティアセンターの情報発信班の業務を行いました。
ボランティアセンターのツイッターやFacebookでの連日のボランティア数や、WEB受付の方法についてしっかりと情報発信をすること、
そして、問合せの多い相談内容について、ホームページで説明を行うこと。
これらをしっかりと整理して、情報発信をしていくことが、駆けつけるボランティアのみなさんが快く・安全に活動できる、そして継続的に力になる方が続いていくきっかけとなると強く感じました。
WEB受付について
倉敷市災害ボランティアセンターでは、日本で初めてのWEB受付を導入・運用しています。
WEB受付は、Peatixというアプリをダウンロードして、事前に必要事項を記入することで待ち時間なく、ボランティアの受付ができるという方法です。
<参考記事>
8月1日 【倉敷経済新聞】倉敷市災害ボランティアセンターで、ウェブ受付開始 夏休み・学生の参加も呼び掛け
8月2日 【山陽新聞記事】 ネットで災害ボランティア登録 倉敷市センターが効率化へ運用
ボランティアをする方も、スムーズに受付が済ませることができること、そして受付を行うボランティアセンターも、画面を確認・ワンタッチすることで受付を完了することができます。これは、ペーパーレス化にもつながります。
横浜からできる協力方法
現地の情報を得る
現在の岡山・倉敷の状況について、下記の媒体で情報を得ることができます。SNSのフォローや拡散をすることで、一人でも応援したいひとのところに情報が届くようにすることも、一つの協力のかたちだと感じました。
メディアから
倉敷市災害ボランティアセンター(倉敷市社会福祉協議会)のSNSをフォローする
災害支援ネットワークおかやま(公開ページ)をフォローする
寄付をする
■もも太郎基金 (運営:公益財団法人みんなでつくる財団、通称「みんつく」)
現地で活動する団体を応援することができる基金です。1口1,000円から、現金、郵便振替、クレジットカード決済のいずれかの方法で寄付による応援することができます。
活動団体(例)
・被災者の孤立防止につながる取り組み
・みなし仮設や仮設住宅などでのコミュニティ形成や支援に関する取り組み
・子ども・障がい者・高齢者の居場所づくりやケアにつながる取り組み
・被災者やボランティアの医療・福祉の支援に関する取り組み
・女性や子ども等、災害弱者を守るための取り組み
・その他、申請団体で被災地ニーズを把握しており、緊急を要する取り組み 等
スマートサプライで現地で必要な物資を支援する
災害ボランティアセンター・ボランティアセンターサテライト・避難所で必要な物品を、「支援が必要なリスト」として、ホームページにて、公開しています。支援をした物品が、確実に必要としている場所に届く仕組みになっています。物品購入を通じた応援を行いたい方は、ぜひ、こちらのホームページをご覧ください。
その他に…岡山を観光する
帰りみち、岡山駅から路面電車に乗り、後楽園で行われていた“幻想庭園”に訪れました。
倉敷市の美観地区も、観光客が減っているそう。
現地へボランティアに行く以外でも、観光で岡山を訪れてみるのも、一つの応援の形かもしれません。