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   横浜市市民活動支援センター

【横浜市市民活動支援センター事業】
情報誌animato27号よりプロボノインタビュー「Open the Window ~お互いがお互いの風になる~」 コラム

posted:2019.08.30

Open the Window ~お互いがお互いの風になる~

所属や立場を超えて思いを一つの形にした「プロボノチャレンジKANAGAWA2018」での挑戦で得られたものは何か。
半年のチャレンジでは前回ご紹介した「あみあみクラブ」のパンフレット製作に取り組み、チームの知恵と工夫が詰まったパンフレットが完成。
チャレンジを終えたプロボノの皆さんと、認定NPO 法人地球市民ACT かながわ(TPAK)の近田さんにお話を伺いました。

プロボノチャレンジ KANAGAWA 2018とは

認定NPO法人サービスグラント(次回ご紹介予定)と神奈川県が実施する、仕事の経験・スキルを活かしNPO・地域団体の運営基盤を強化する“プロボノ”にチャレンジする企画です。
認定NPO 法人地球市民ACT かながわ(TPAK)のプロジェクトの内容はこちらからお読みいただけます。

働いている人にこそ必要な体験

鹿島さん(本業:企業のITインフラ整備)

この挑戦では会社や肩書を気にせず、純粋に自分がやりたいこと、出来ることに集中できました。
普段海外出張が多く、仕事でも多くの方とお会いしますが、業種や年齢層が偏ったりするので、様々なバックグラウンドを持っているメンバーや団体の皆様と出会えて刺激になりました。
NPO・NGO には自発的に活動されている方が多いので、個性的な人が多く、リタイアしてからではなく、働いている人にこそ一緒に活動する体験が必要だと思いますね。

鷲見さん(本業:グラフィックデザイナー)

私は2児の母親で現在フリーデザイナーとして地域の身近なところでデザインをやりたいという思いがあり、色々なボランティアを考えてみました。
その中でもプロボノの魅力はスキルを活かしてチームの一員として参加できることだと感じました。
メンバーそれぞれが強みを活かせるのは、双方にとって良いことですよね。
今回のプロジェクトは終わりましたが、引き続き今回私たちを受け入れてくださったTPAK に関わっていきたいと思います。

矢原さん(本業:ウェブ、広告、コピーライター)

チャレンジを通して、時間をかけて何が正しいのか考えられて、自信をもってクリエイティブな活動ができたことは、仕事に対する思いや目的意識を再確認するきっかけになりました。
今回はパンフレットのキャッチコピーを担当しましたが、効率が求められる普段の仕事ではなかなか出来ない挑戦で、またメンバーも様々なスキルを持っているからこそ、客観的に意見を出してくれるこのチームで成果を残せたことが嬉しいです。

ひとりの個人として社会の役に立てることの可能性を実感

嶋川さん(本業:エネルギー関連の企業財務)

今回のプロジェクトを通して会社の人間としてではなく、ひとりの個人として社会の役に立てることの可能性を実感しました
プロボノに参加し、社会に対して想いを実現する大切さを社内の若い人にも薦めています。
この経験は人間としての深みにもなるはずです。
我々のやりたい思いを受けとめて、行動できる機会をくださったTPAK の皆様に感謝いたします。

山脇さん(本業:IT企業のSE)

普段はIT 企業のシステムエンジニアとして勤務しており、NPO とはかけ離れた場所にいましたが、SEをやっていると社外の人と会うことが少ないので、会社の外につながりを持ち、視野を広げることを目的に参加しました。
やってみたら自分でもできたという経験は、自分の価値観の再発見につながり、糧となりました
与えるだけでなく得られるものがある、一方向ではなく双方向の活動ですね。

選択肢として見つけてもらえるように窓を開ける

近田さん(プロボノワーカーを受け入れたTPAK の共同代表)

プロボノの皆さんと半年間ご一緒して感じたことは、自分のやりたいことや想いを実現する機会は、とても大切ということ。
仕事で培ったことを、「自らの意思」で選択した場で発揮する機会をつくること。
NPO がその受け皿になれるのではないかと実感しております。

自分が何をしたくて、どんなことにワクワクするのか、選択していくことが大切ですし、我々NPO も選択肢として見つけてもらえるように窓を開けて待っていないといけないと思います。

あみあみクラブパンフレットは地球市民ACTかながわのホームページからお読みいただけます。

次回は、認定NPO法人サービスグラント代表理事の嵯峨生馬さんのインタビューを掲載予定です。プロボノについても解説いたします。お楽しみに。

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